九州工業大学価格: 2,079円 レビュー評価: レビュー数: |
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国際保健政策からみた中国―政策実施の現場から (九大アジア叢書)価格: 1,260円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 世界保健機関(WHO)と世界銀行の職員として、広大な中国という魅力あふれる現場で、13億人の健康のために、取組んだ著者による臨場感あふれる読み物でもあり、公衆衛生学、国際保健・人口学のあらゆる分野を網羅した教科書的な本でもあり、資料としても、とても役に立つ。公衆衛生が専門ではない読者でも楽しめ、特に中国に行くときなどは必見の本。中国について、ビジネス、経済、歴史、文学などから書かれた本は、山ほどあるが、国際保健という切り口は斬新である。また、これらの国際機関への最大の拠出金を出している日本の国税の使われ方からも、納税者からも必見の参考書。 |
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近代植民地都市 釜山 (九州国際大学社会文化研究所叢書)価格: 3,990円 レビュー評価:4.0 レビュー数:1 近代植民地都市・釜山に関する共著者の共同研究の成果をまとめたものであり、5編の研究論文からなる。
著者たちの研究アプローチは基本的に経済史のそれであり、それぞれの研究論文はそうした観点からそれぞれのテーマ・資料をもとに考察が加えられている。言葉を替えれば、本書は「近代植民地都市・釜山」を総体として描き出すものではないということである。釜山という、ある意味で朝鮮半島の近現代史を体現する都市の全体像をイメージすることを目的として本書を手に取れば、いささか肩透かしを食らうかも知れない。
つまり、本書は総論ではなく各論の研究書であり、個々の論文の内 |
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