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ケンブリッジのカレッジ・ライフ―大学町に生きる人々 (中公新書)価格: 693円 レビュー評価:4.0 レビュー数:4 著者はイギリス経済史の研究者。
1992-93年にケンブリッジ大学に研究滞在した体験をもとに、本書は書かれている。
ケンブリッジの仕組みは、複雑怪奇だ。学部とカレッジが独立して存在して、しかも密接にからみあっている。さらに、カレッジでの生活は伝統が支配しており、日本の大学とはまったく雰囲気が違う。
それを分かりやすく解説してくれるのが本書なのである。ケンブリッジに行こうとする人は必読の一冊だろう。
また、英会話の難しさ、現地での生活などもユーモアを交えて書かれている。堅い一方の本ではなく、読み物としても楽しいのだ。
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大学は生まれ変われるか―国際化する大学評価のなかで (中公新書)価格: 714円 レビュー評価: 4.0 レビュー数:2 教育、とりわけ高等教育が国の産業競争力の源泉であることは論を俟たないであろう。ましてや、付加価値を生み出す源泉が資本集約的な製造業からITを中心とした頭脳集約的な産業にシフトしてきている現在においてはなおさらである。 その大学が危機に瀕していると著者の喜多村氏は説く。第三者機関による大学の評価やマスコミになるランキングが盛んになってきた背景を丹念に分析することにより社会のニーズと乖離した大学の姿を浮き彫りにし、「大学は必要なのか?」、「必要であるとするならば、そのあるべき姿はどのようなものか?」という本質的な質問を問うている。 喜多村氏は、さらに論を進め、海外の事例も紹介しながらこの |
丸山眞男の時代―大学・知識人・ジャーナリズム (中公新書)価格: 903円 レビュー評価:4.0 レビュー数:17 最初に断わっておくと、この本はタイトルに丸山眞男とあるが彼だけについて論じた本ではな
い。もちろん彼について論じる箇所も多いが、それ以上に彼の立場を通して戦中、戦後の日本
の論壇や知識人のあり様、彼が糾弾されることとなる東大全共闘、さらにはブルデューを援用
してのジャーナリズム、経済、権力とアカデミズムの関係性の変容にまで話がおよでいるのだ。
丸山について書いた本といえばそう言えるのだが、ではそれだけなのかといわれると、うなず
きがたい。それが本書の不思議なところだ。というのもこの本、特に前半部分では戦前の助手
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H8ビギナーズガイド価格: 2,940円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 本書はH8マイコン初心者向けに書かれています。但し、いきなりマイコン素人が入門する場合は努力が必要かも・・・。H8マイコン自体、他のワンチップマイコンでは物足りなくなった方向けのものなのでエントリーユーザーがいきなりこれを使うのは難しそうな気がします。内容は詳しく書かれており、お勧めの一冊です。 |
中央大学(法学部〈法律学科〉) [2009年版 大学入試シリーズ]価格: 2,079円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 出題形式は一貫してます。形式に十分に慣れ、よく出る単元を徹底的に復習するのが合格への近道。1年分でも多く「本物」を練習するのがベストです。 入試に対する不安も大幅に減らすことが出来ます。人気校ほど熱烈なファンが多く、入試問題を研究している人が多いため、偏差値だけで勝負が決まらない点は要注意です。 |
タイの歴史 (世界の教科書シリーズ)価格: 2,940円 レビュー評価:4.0 レビュー数:4 タイ人がどのような歴史観において教育されるのかという点をみるに関してはとても重要な本です。
短く例をあげますと、タイが枢軸国に「なった」、あるいは、「させられた」際には、密約として旧タイ領イギリス領、フランス領を日本が取り返した際にはタイへ返還することを日本と約束していました(実際に一時的ですが、これは実現しました)。一方でタイは連合国とは裏で連絡を取り合っており、典型的な二重外交を行っていました。
こういった外交上の駆け引きをまったく書かず、日本による強制的な枢軸国への組み込みであり、最初から連合国のシンパであったというような書き方はまさ |
立命館アジア太平洋大学誕生物語―世界協学の大学づくり価格: 1,208円 レビュー評価:4.0 レビュー数:4 留学生は、各国政府から募られた優秀な学生が集まっている。
しかし、2006年の定員1、5倍増により、学生の入試易化が発生した。
最近、徐々にではあるが、日本人学生の質が下がっていると感じる。
中には、APUを卒業後、有力企業、大学院に進学する者も少なくは無いが、勉強しない学生も多くいることは確かである。
果たしてこの本に書かれていることが本当なのか?
大学の一関係者として、読者にはぜひ読後、実際に立命館アジア太平洋大学を訪れてほしい。
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民法条文整理ノート価格: 1,995円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 このシリーズ全体のレビュー:
「重要判例の要旨付きの逐条解説」といった感じの構成ですが、パンデクテン方式の条文構造であることを前提に、必要に応じて、後ろの方の条文を関連する前の条文のところに掲げていて、項目ごとに学習しやすい配置となっています。逆に、条文の数字通りに探していくと、一部の条文は「ありそうな場所にない」ということもあるので、日常的には読み込んでいない状態で「とっさの条文集」として手に取るような使い方は、やや向かない危険性もあります。
適度に余白があり、(資格試験系の予備校が出版している類似本に比べると)本文デザインがシンプルで黒一色なので、条文付きのサブノ |
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